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哲ちゃんの晴耕雨読

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どこで?(Where)

「やのぽんかん園」は宮崎県西都市にあります。 住所は三納ですが、樹園地は「宝財原」という所です。
この「宝財原」という場所は、西米良に行く道の西都の一番奥「杉安」の左(西米良に向かって)の山にあります。
また別の表現をすれば、西都で一番有名な、うなぎの「入船」さんから、すぐ西の方の山です。 この「宝財原」は、地元西都、近隣の新富・佐土原では「おいしいミカン」として認識されている有名な産地です。 今では「南国の陽蜜」というブランドで売り出し中の、元気あるミカン産地です。
参考:哲ちゃんの晴耕雨読  『歳が足りない』 『夏空そして雷雨』
どこで?(Where)

なぜ?(Why)

では、なぜ「おいしいポンカン」が採れるのでしょうか?
まず、「真っ赤な土」。 「土が赤い」ということは、土の年代が古い古生層の土ということで、ミネラル分を多く含んでいます。
次に「杉安」地区の特殊な気候。 西都のこんな内陸部だけれど、ここは昔から「杉安の貧乏風」と言われる特殊な風が夜中に吹く所です。このため極温に下がらず(極端な低温にならないということ)、暖かな所しか育たないポンカンでも、スクスク育つことができる理由です。 なぜ「貧乏風」というのかわかりませんが、ポンカンと私たちには本当にありがたい(貧乏ではない)福呼ぶ風なのです。 さらに、急傾斜地であるということ。 そのため、太陽の光を有効に受けることができ、糖度を上げるに必要な排水が非常にいいということです。 この特殊な三つの要素が相まって「おいしいポンカン」ができるのです。 まさに「適地適作」です。
参考:哲ちゃんの晴耕雨読  『ホームページ、リニューアルにあたって』  『ポンカン大きくなりました』
なぜ?(Why)

だれが?(Who)

私は「やのぽんかん園」の生産者、矢野哲雄と申します。
私は大学卒業以来42年間、お茶を作ってきました。
後継者がいないことと、茶業の将来性を鑑みて、昨年(令和2年)6月16日を以ってお茶を廃業しました。
これを機に、今まで冬の時期の副業だったポンカンを正業にし、果樹農家として、第二の人生を再出発することを決意しました。
さらに、茶園の跡地に、来春(令和4年)柿1.1町歩、ゆず2町歩植栽予定で、今準備を進めています。
しかし、いかんせん65歳。 多くの人に「何考えちょっとや、そんな太てぇことして」と言われます。 実が成るまでに、少なくとも5年はかかります。
男の平均寿命は81.41歳。健康寿命は72.14歳。(2019年) あくまで平均であって、もしかすると私の父のように、94歳でも現役(草刈機も使う)かもしれません。
得てして、頭であれこれ考え、さらに考え過ぎて無駄に時間を浪費してしまう、こんな事たくさんありました。 鹿児島の格言に「泣こかい、飛ぼかい、泣こよか、ひっ飛べ」というのがあります。
私の大好きな格言です。それを地で行くつもりです。
参考:哲ちゃんの晴耕雨読 『歳が足りない』 『最後の袋詰め』 『ホームページ、リニューアルにあたって』
だれが?(Who)

いつ?(When)

お茶廃業をきっかけに、ポンカン専業、果樹農家として、令和3年10月1日「やのぽんかん園」を立ち上げました。 それを機にホームページをリニューアルし、看板もリニューアルの予定です。
今までの足跡としては、お茶の副業として茶園の土手に、平成3年ポンカンを植えたのが始まりです。
その後、平成16年、平成24年、令和3年と増反し今に至っています。
平成9年から収穫できるようになりました。 ところが、販売ルートが全くなかったため、生協の袋売りなどで捌いていました。
転機になったのは、平成14年、友達から「箱を作んない、高くはないっちゃが」と勧められ、洋子さんの手書きポンカンイラスト入りのオリジナル段ボールができました。 そのおかげで、お歳暮に箱入りポンカンで出荷できるようになりました。
参考:哲ちゃんの晴耕雨読  『ブルーオーシャンを目指して』
いつ?(When)

どのように?(How)

紆余曲折はあったものの、今までJAとか市場に頼ることなく全量自家販売をしてきました。 農家の一番の弱点は「自分で値段を付けることが出来ない」ことです。 生産して、ましてそれを全量自分で売るというのは至難の業です。
でも、じっと座ったままで売れる訳がありません。 このホームページや、この中の「哲ちゃんの晴耕雨読」を書き発信し続けるのも、私たちのささやかな努力です。
もちろん「おいしいポンカン」という商品力が一番です。 これに加えて、作る人の人間性、販売部長洋子さんの笑顔、これらも一緒に消費者に届け「こころ通う」ポンカン販売を心がけています。
こういう姿勢に共感していただき、「やのぽんかん園」の「ファン」として「農家が自分で生産したものを自力で全量販売する」という絶望しそうになる高い壁に挑む、私たちを励ましていただけたら勇気百倍もらえることでしょう。
参考:哲ちゃんの晴耕雨読 『最後の袋詰め』 『ブルーオーシャンを目指して』 『「やのぽんかん園」ホームページリニューアル、そして「note」の可能性』
どのように?(How)

何を?(What)

「おいしいポンカンを作る」そして消費者に届ける。 12月、お歳暮時期に全国に発送する「やのぽんかん」ですが、注文される方にとって、大切な人に送る「その気持ち」に寄り添えるよう私たちは努力していこうと思っています。
また、それを補完できるように「収穫体験」も計画しています。
「どういう所で、どういう人が、どういうふうに作ったポンカン」なのかを体験していただき、贈る気持ちを共有できたらと思います。 「観光農園」は買い取りですが、私の考える「収穫体験」は無料です。
しかし、遊びではなく真剣に収穫していただきます。収穫してもらったポンカンは、そのまま商品として使いますので、厳しく指導するつもりです。 詳細はその時期に、このホームページに記載します。  
最後に、この「5W1H」、必ずしもマッチしてない部分があると思いますが「やのぽんかん園」をご理解いただくための「流れ」としてご容赦ください。
何を?(What)
やのぽんかん園

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